僕が借りている駐車場は、月極駐車場とコインパーキングが混ざった少し特殊な形態だ。自分の車枠は、月極とコインパーキングのちょうど境界線にある。
ある日、仕事を終えて駐車場に戻り、いつも通り車を停めようとした。
……が、異変に気づいた。
隣のコインパーキング枠に停まっている車が、明らかにこちらの車枠にはみ出している。
「え、これ無理じゃない?」
線をまたいで停められていて、どう考えても自分の車を入れるスペースがない。
正直、イラっとした。
「どんな運転したら、こんな停め方になるんだ」
「VIP気取りか?」
そう思いながら、管理会社に電話をした。
ただ、すぐには対応できないとのこと。現地確認や連絡に時間がかかるらしい。
仕方なく、その日はコインパーキング側の空いている車枠に停めることにした。納得はいかなかったが、トラブルを大きくするのも面倒だった。
――そして、後日。別の機会に、この件について話を聞くことがあった。
問題の車を停めていたのは、乱暴な運転手ではなかった。実は、運転があまり得意ではない高齢の方で、うまく枠内に収められなかった結果、あの停め方になってしまったらしい。
その話を聞いた瞬間、少し気持ちが変わった。
もちろん、車枠をはみ出すのはルール違反であり、マナー違反だ。
でも、「迷惑をかけよう」と思ってやったわけではない。誰でも、知らず知らずのうちに他人に迷惑をかけてしまうことはある。
今回の件は、それを考えさせられる出来事だった。
今回の教訓。
・ルール違反には理由がある場合もある
・感情的になる前に、一度状況を考える
・自分も無意識に迷惑をかけていないか振り返る
怒りだけで終わらせず、自戒の念として、ここに記しておく。


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