一番乗りで出社した朝。スマホをトイレに置き忘れていた話

pc、スマホトラブル

いつも通りに出社。

いや、正確には今日は一番乗りだった。誰もいないオフィス。静かで気持ちいい。

「今日はいいスタートだな」

ルンルン気分で席に着き、仕事の準備を始めた。

……その時だった。

ん?あれ?スマホが、ない。ポケットにもない。カバンにもない。机の上にも、もちろんない。

一瞬、「家に忘れた?」と思ったが、それはありえない。出勤途中、彼女と普通にメッセージのやり取りをしていた。確実に、会社までは持ってきている。頭の中が一気にザワつく。

そんなタイミングで、出社2番手がやってきた。

よりによって

――部長。

さっきまでのウキウキは一瞬で消え去った。意を決して声をかける。

「部長、すみません……スマホが見当たらなくて。僕のスマホに電話、かけてもらえませんか?」

部長は少し怪訝な顔をしつつ、電話をかけてくれた。数秒後。電話に出たのは、まさかの人物だった。

「はい、◯◯コンビニです」

……コンビニ?

話を聞くと、いつも立ち寄るコンビニでトイレを使った際に、スマホを置き忘れていたらしい。

完全に思い出した。用を足して、手を洗って、何事もなかったように出社していた。

部長に呆れられたのは、言うまでもない。

ただ一つ、不幸中の幸いだったことがある。トイレに忘れたのが、財布ではなくスマホだったことだ。

もし財布だったら、笑い話では済まなかっただろう。

教訓。

・出社前のコンビニは油断しがち

・トイレを出る前に「振り返る」

・一番乗りの朝ほど、気を抜かない

この日以来、トイレを出る時は必ず一度、後ろを確認するようになった。

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